ブリーチをするとなぜ痛む?
お客様から「普通のヘアカラーよりもなんでブリーチの方が痛むんですか?」という質問を頂いていますので、お答えさせていただきます。
普通のヘアカラー剤には1剤にアルカリ剤と呼ばれるものが配合されています。
このアルカリ剤と2剤に含まれている過酸化水素が反応すると髪の毛のメラニン色素を分解して、脱色されることで明るくなります。普通のヘアカラーでもこのようにブリーチ作用はあるのですが、一般的にブリーチと呼ばれるものはヘアカラー剤ではなくパウダーブリーチ(ブースター)というアイテムを使います。
パウダーブリーチにはアルカリ剤の他に過硫酸アンモンや過ホウ酸ナトリウムなどの酸化助剤といわれるものが含まれています。
この酸化助剤にはブリーチ力を飛躍的にパワーアップさせる効果があるので、髪の毛をとても明るくすることが出来ますが、ブリーチが強く作用すると毛髪ケラチンも破壊されてしまい髪の毛の表面に無数の穴があいたり、亀裂が入ったりします。
このようなダメージを受けてしまった髪の毛は内部のタンパク質がお湯やシャンプー剤によって溶け出しやすくなり、シャンプーなどを繰り返しているうちにだんだん髪が痩せて細くなっていくことがあります。
ブリーチにはこういった側面もございますので髪全体のブリーチはもちろんアクセントカラーやインナーカラーなどのブリーチを伴う施術をご検討の方はダメージ面も考慮してご検討していただければと思います。