シャンプーの成分や効果とは?
お客様から「シャンプーって何からできているんですか?」という質問を頂いたので、シャンプーの効果や成分などに関してお伝えさせていただきます。
シャンプー剤は界面活性剤(洗浄成分)、コンディショニング成分、増粘剤、毛髪保護剤、香料、防腐剤といった成分からできています。
シャンプー剤の構成成分と効果
構成成分 | 効果 |
界面活性剤 | 洗浄作用、汚れの除去 |
コンディショニング成分 | きしみを無くし、手触りを良くする |
増粘剤 | シャンプー剤に粘度を出す |
毛髪保護剤 | 毛髪の保護と補修 |
香料 | 香りづけ |
防腐剤 | 品質の安定化、腐敗防止 |
シャンプーの代表的な洗浄成分
シャンプー剤で最も重要な役割を果たすのが洗浄成分です。
シャンプーを選ぶ際は基本的に洗浄成分が自分に合っているのかをチェックすることが大切なので代表的な洗浄成分をご紹介しておきますので、よろしければご参考にしてください。
ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na
高級アルコール系の洗浄成分で安価で洗浄力が高く、泡立ちも良いですが、刺激性があり頭皮、毛髪をケアする上では不向きです。
ココイルグルタミン酸Na
アミノ酸系の洗浄成分で頭皮と髪にたいしてとてもやさしい低刺激性の洗浄成分で洗浄力は高くないです。ヘアケア効果が高く高価なのが特徴です。
ココイルメチルアラニンNa
アミノ酸系の洗浄成分で適度な洗浄力と脱脂力があり、しっとりとした洗い上がりが特徴です。
ココイルグリシンNa
アミノ酸系の洗浄成分でマイルドな洗浄力と静菌力があり、ボディーソープや歯磨き粉などにも使われています。
ココイルメチルタウリンNa
含硫アミノ酸と言われるタウリン由来の洗浄成分で低刺激で頭皮、頭髪にやさしくヘアケア効果も高いです。
ココイル加水分解コラーゲンNa
コラーゲンなどのタンパク質を加水分解することでできるポリペプチドが元になっている洗浄成分で頭皮、頭髪にたいしてとてもやさしく低刺激性です。
スルハコハク酸ラウレス2Na
高級アルコール系よりもやや低刺激で泡の持続力に優れているのが特徴です。
ラウレス酢酸Na
せっけんに類似する構造で生分解性が良く、洗浄力があります。
MEA硫酸Na
高級アルコール系並に泡立ちが良いですが、高級アルコール系ほどは刺激性が少なく、適度な洗浄力があります。
コカミドプロピルベタイン
泡立ちが良く、低刺激性の洗浄成分で他の洗浄成分と組み合わせることで粘性と泡立ちが増すので組み合わせて配合されることが多いです。
ココアンホ酢酸Na
特に目に対して刺激が少なく、ベビーシャンプーなどの低刺激性の洗浄成分の基材として使用されることが多いです。