髪のダメージの知っておきたい4つの原因
日常生活を送っているとふと髪のダメージを感じたり、気づいたりすることがあるかなと思います。
では髪はなんで傷んでしまうのか?
この記事では知っておいてほしい髪のダメージの原因を4つお伝えしたいと思います。
1、ヘアカラーやパーマによるダメージ
まず1つ目はヘアカラーやパーマなどの薬剤によるダメージ(化学的なダメージ)です。
ヘアカラー剤にはアルカリ剤、パーマ剤には還元剤という成分が配合されています。これらの成分が浸透することで髪が染まったり、ウェーブをつけたりストレートに形状を変化させたりするのですが、それと同時に髪表面のキューティクルの剥がれや毛髪内部の脂質成分や保湿成分を流出させてもしまいます。
この「キューティクルの剥がれ」「毛髪内部の成分の流出」が髪のダメージになります。
これらのダメージを最小限に抑えるため、薬剤を塗布する前に前処理剤で毛髪内部の成分を補給し定着させ、薬剤をきちんと洗い流した後はアフタートリートメントでキューティクルを整えてコーティングします。
2、紫外線によるダメージ
肌が紫外線を浴びると日焼けをするように髪も日焼けをします。
紫外線を浴び続けるとキューティクルが損傷してしまい剥がれやすくなります。またメラニン色素も紫外線の影響を受けるので肌が日焼けすると変色するように髪色も日焼けにより変色します。
対策としてはお肌には日焼け止めクリームを塗るように髪には洗い流さないトリートメントを髪の中間~毛先に馴染ませて保護します。
3、熱によるダメージ
巻き髪アイロンやストレートアイロンなども適切な使い方をしていないと熱により、髪はタンパク変性を起こしてしまいます。
髪を構成する成分の80~85%はタンパク質なのですが、それらが熱によって固くなってしまい、髪の持っているツヤ感、手触り感を悪くしてしまいます。
注意したいことはダメージ毛の人はアイロンを高い温度に設定せずに低い温度に設定すること、ある一定の箇所に長い時間アイロンを当てないことです。
感覚的な話にはなってしまいますが、お肉とかを焼くとき高温であればあるほど、時間が長ければ長いほど硬くなったり焦げてしまうイメージです。
4、シャンプー、ブラッシング、カットによるダメージ
4つ目はシャンプーやブラッシング、カットによるダメージ(物理的なダメージ)です。
過度なシャンプー、ブラッシングはキューティクルの剥がれの原因になります。
絡まるような感覚があるのに無理にシャンプーやブラッシングをするのは控え、シャンプーに関してはきちんとお湯ですすぎ、泡立ちが良い状態で行う。泡立ちが悪い場合は1度流してしまいもう1度シャンプーをする。ブラッシングは毛先から行う。といった事を意識していただければと思います。
カットに関しては質の悪い切れ味が良くないハサミだと毛先がパサつく原因になりますのでセルフカットをされる人は安価で質の悪いハサミを使用するのは避けるようにしましょう。