プレックス系トリートメントとは?
酸熱トリートメントなどの髪質改善トリートメントとともに美容業界でも注目度の高いプレックス系トリートメントについて今回は解説したいと思います。
ここ数年、ハイトーンカラーや外国人風カラーなどのブリーチ剤を使って再現するデザインカラーはとても人気があります。
ですがブリーチ剤を使うわけですから、ハイダメージヘアにもなりがちなのが問題です。
ブリーチだけに限らずヘアカラー、パーマ、縮毛矯正にも言えることですが、薬剤によるダメージの原因は「髪の毛の酸化」によるところが大きく、髪の毛が酸化するとシステイン酸というものが出来てしまいます。
システイン酸が増えると毛髪の強度が低下し、親水性になるのでダメージの進行が速くなります。
ブリーチ施術では特に髪の毛の酸化が顕著で、プレックス系トリートメントにはジカルボン酸やマレイン酸といった酸化によるダメージを軽減させる成分を配合することでカバーしています。
当店でもブリーチ剤を使う場合はもちろん、カラーや縮毛矯正でもプレックス系トリートメントを使いますが、ダメージ具合(強度低下率)がかなり違います。
特にハイダメージの方やハイトーンカラー、ブリーチをされる方はプレックス系トリートメントは必須ともいえるので、そのような方はプレックス系トリートメントを扱っているサロンでされることをおすすめします◎
またプレックス系トリートメントは業界ではプレックス剤とも呼ばれており、PPTやCMCといった前処理剤と同じようにブリーチ剤などの薬剤塗布前に髪全体に塗布したり、薬剤に混ぜて使ったりするのでシステムトリートメントとは少し違います。