縮毛矯正をされている髪のカラーは痛みを最小限に
縮毛矯正をされている方でヘアカラーもしたい、しているといった場合も多いと思います。
しかし、縮毛矯正とカラーをされた状態の髪にはかなり負担がかかっているのも事実です。
先日ご来店いただいたお客様は前髪を含む顔周りの髪の毛を縮毛矯正されていてダメージを気にされていた方です。
今回はそういう方に対して私がどのようなアプローチ、意識で施術させていただいたかお伝えしたいと思います。
カットのアプローチと意識
カウンセリングで教えて頂いたことは「今現在髪を伸ばしている」「顔周りの傷んでいるところをどうにかしたい」「少しだけ量を減らしたい」ということでした。
伸ばしている最中ということで基本的には毛先のみをそろえる程度に全体をカットさせていただき、顔周りは少しだけ段をつける(レイヤーを入れる)ようにカットして毛先のハイダメージ箇所を無くしてしまうのはいかがですか?という提案をさせて頂き賛同していただけたので、段階を踏んで段をつけては実際に触って指通りと見た感じのフォルムバランスを確認していただきました。
お客様が納得していただける具合に調整し、ハイダメージ箇所を無くしつつも顔周りに軽さがでて少しスッキリした雰囲気になり喜んでいただけました。
量の調整はスタイルにもよりますがまとまりや収まり、見た目の美しさを考えると最小限に抑えるべきと僕は考えているので特に量感が気になる箇所を少しづつ段階を踏んで調整させていもらい、実際に触って量感を確認していただきながら行いました。
量感調整も納得していただける具合で終了し、まとまりや収まり、見た目の美しさをキープします。
カラー施術のアプローチと意識
カウンセリングで教えて頂いたことは「お仕事の都合上あまり明るい色にはできないが暗すぎるのは避けたい」「赤みがある色は好みじゃない」ということでした。
まず、お仕事の都合上あまり明るくはできないということなので職場で決められている規定のトーンレベルを確認させていただいたところ、そういう規定はないとのことでした。
規定はないとのことなのでカラーチャートを見て頂き、相談しながら地毛の明るさより少しだけ明るい7レベルに落ち着きました。
そして、赤みがある色は好みではないということなので赤みを抑える効果が高い寒色系(アッシュやマットなど)をカラーチャートで見て頂き、相談した結果アッシュに落ち着きました。
ご来店された時の髪の明るさが10.5レベル程度だったので今回はトーンダウンのカラー施術になります。
トーンダウンのカラーリングでは痛みの原因となる毛髪のメラニン色素を分解して脱色するブリーチ作用を基本的に必要としないので、過酸化水素濃度が低いカラー剤を根本以外のカラーをされている箇所は塗布していきます。(過酸化水素濃度が高いとブリーチ作用が強くなるため)
トリートメント施術のアプローチと意識
ソワンのトリートメント施術はカラー塗布前の前処理剤、カラー剤にブレンドする活性ケラチン、修復剤、保湿剤、コーティング剤によって内部補修、pHコントロール(弱酸性領域に戻す)、コーティングをしていきます。
これらすべてのトリートメント剤を髪全体にいきわたる様にたっぷりと馴染ませていきます。
このようなアプローチと意識で髪にかかる負担を最小限に抑えつつ、最高品質のトリートメントでみなさんの美髪をサポートさせていただいています。