マイナスイオンドライヤーの原理や科学的根拠
ここ何年かでドライヤーをはじめ、発生器や空気清浄機、滝や山などいたるところで耳にする機会が増えたマイナスイオンですが、そもそも一体何なのかはご存知でしょうか?
ちょくちょくではありますがお客様にも質問される機会があるのでマイナスイオンヘアドライヤーの原理や科学的根拠をお伝えしたいと思います。
マイナスイオンドライヤーの原理は「コロナ放電」と言われる局所的に放射状の強い電解が現れる気中放電によって空気中に存在する酸素や窒素を分解し、酸素や窒素にマイナスの電荷を帯びさせることでマイナスの酸素イオンやマイナスの窒素イオンを発生させます。
ドライヤーから発生したマイナスイオンは空気中に存在する微小な水粒子と結びつきます。
そしてマイナスイオンと結びついた水粒子が髪に付着、浸透することで結果的に軟らかさや潤いを与えるという訳です。
ちなみに科学の世界では「マイナスイオン」という用語は認められておらず、一般市場で出回る機会が増えたマイナスイオン製品などによってイメージが作られた造語であると言われています。
しっかりときちんと乾かすことが大事
ヘアケア効果を期待してマイナスイオンドライヤーをご家庭で使っている方も多いと思います。
ヘアケアの視点から言わせていただくと「マイナスイオンドライヤーを使う」ことよりも「頭皮と髪をしっかりときちんと乾かす」ことの方が大事なように思います。濡れている状態や半乾きの状態はキューティクルが開いている状態なので、そのままにしておくことは髪のダメージにつながるからです。
髪の量が多い、髪が長いから乾かす時間がかかる、育児や家事で時間がないという理由でしっかりきちんと乾かすことが出来ないという人もいると思うのですが、
まずはタオルでしっかりと頭皮の水分を取り、次に髪の毛の水分を取ることを意識してみてください。ドライヤーで乾かす時間をかなり短縮できるかと思います。
そしてドライヤーで乾かすときは表面の髪ではなく内側の髪から乾かして最後に表面を乾かすことを意識してみてください。
乾きにくい、乾かしづらい部分から乾かしてゆくことで効率的に乾かすことが出来ます◎
お風呂上りにしっかりときちんと乾かすことはヘアケアにおいて基本的なことなので、徹底していただくことで髪質改善につながっていきます。もちろんマイナスイオンドライヤーで乾かすことで、より髪質改善の効果が期待できます。