ヘアケアマイスター資格って難しいんですか?
お客様から「ヘアケアマイスターって何なんですか?」「ヘアケアマイスターって合格するの難しいんですか?」といったご質問をたまに頂くことがあるので、ヘアケアマイスター資格に関してお伝えさせていただきます。
ヘアケアマイスターとは?
日本ヘアケアマイスター協会(JHCMA)という団体が実施している認定制度です。
協会いわく「ヘアケア知識が豊富でお客様の毛髪診断が正しくでき、それに対する処置・アドバイスが的確にできる方」へ与える称号がヘアケアマイスターです。
理美容業界においては割と知名度が高く、受験人気の高い認定資格です。美容師免許もしくは理容師免許を取得していることが受験資格となります。
ヘアケアマイスター取得までの道のり
認定試験は毎年5月と10月に開催されます。プライマリーコース、ミドルコース、へケアマイスター1次、ヘアケアマイスター2次の4段階の構成で下位の試験を合格すると次の段階の試験を受験することが出来ます。
問題は100問のマークシート方式でJHCMAが発行している教則本から出題されます。
プライマリーコースでは「毛髪科学」「毛髪カウンセリング」「ヘアケア剤」に関する問題が出題されます。合格点75点以上
ミドルコースでは「毛髪科学」「毛髪カウンセリング」「ヘアケア剤」「ヘアカラー剤」「パーマ剤」に関する問題が出題されます。合格点75点以上
ヘアケアマイスター1次では「毛髪科学」「毛髪カウンセリング」「ヘアケア剤」「ヘアカラー剤」「パーマ剤」「皮膚科学」「スキャルプケア」に関する問題が出題されます。合格点85点以上
ヘアケアマイスター2次では「美容師としてのコミュニケーションスキル」に関する問題が出題されます。合格点85点以上
プライマリーコースからヘアケアマイスター2次までのすべての試験を合格すると晴れてヘアケアマイスター認定となります◎
余談ですがヘアケアマイスター認定者は合格した年の8月に東京で行われる授与式に出席します。
※写真の左端が僕です。
ヘアケアマイスター試験の難易度は?
ヘアケアマイスター試験の難易度の目安となる合格率に関してJHCMAから公表されていませんが、調べたところプライマリーコースは約75%、ミドルコースは約50%、ヘアケアマイスター1次は約20%、ヘアケアマイスター2次は約16%くらいのようです。
僕の体感としては暗記系の試験なので、きちんと対策していれば問題なくストレートで全試験合格できます◎
試験の難易度よりも年2回開催の試験なので、最短でもヘアケアマイスター取得までは2年かかることがネックに感じました。
ヘアケアマイスターを取得できたことで達成感もありましたが、それ以上に勉強する過程できちんとした正確なヘアケア知識を身につけることが出来たことは良かったなと思います。
正確な知識があるとお店で取り扱う薬剤や商品の選別にも役に立ちますし、お客様にも誤った情報を提供することがないと思います。