クセ毛の原因とは?
お客様から「なんでクセ毛になるんですか?」といった質問を頂くことがありましたのでクセ毛の原因について解説させていただきます。
くせ毛は毛根の形状や毛穴の形に大きく影響を受けています。
毛根が曲がっている形状をしている場合、髪の毛自体も曲がったまま伸びていきクセ毛として現れます。
クセ毛の強さ度合いは個人差はありますが、ほとんどの日本人の方はクセ毛で本当に直毛の方はかなり少ないです。
毛髪内部のほとんどを占めるコルテックスというたんぱく質には水分とよくなじみ吸水性が高くやわらかい性質のオルトコルテックスと撥水性が高く水分に反発する硬い性質のパラコルテックスという2種類のたんぱく質が存在します。
クセ毛の場合オルトコルテックスは外側に多く存在し、パラコルテックスは内側に多く存在する傾向にあり、配列に偏りが出ます。
髪の毛は水分を含むと伸びるのですが、オルトコルテックスとパラコルテックスの配列に偏りがあると伸び方にも偏りができてしまい、その結果うねりや縮みとなって現れてしまいクセ毛になってしまいます。
また、加齢により頭皮環境が悪化すると皮膚内部の真皮に存在する繊維芽細胞の細胞分裂が低下することによってコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンと言った成分の生成量が減少し、真皮組織の構造が大きく変わってしまうことがあります。
真皮組織が変化すると毛根の形状や毛穴の形もその影響を受けて変化することがあり、髪の毛の生え方も変化してクセ毛ではなかった人でもクセ毛になってしまう場合があります。
このような場合はヘッドスパやスカルプケアを行い血行やリンパの流れを改善し、真皮組織の代謝を活性化させることで頭皮環境を整えることでクセ毛の発生を抑えられると言われています。