カラー前の処理剤(トリートメント)の効果とは?
ヘアカラーや縮毛矯正の薬剤を塗布する前に前処理剤というトリートメントを塗布させて頂いているのですが、「今付けているのは何ですか?」といった質問を頂くことがありましたので前処理剤について解説させていただきます。
前処理剤にはP.P.T(ポリペプタイド)と言われるトリートメント剤がよく使われています。P.P.Tは「アミノ酸がたくさんつながったもの」という意味ですが、タンパク質のちいさな塊といった認識でOKです。
ポリペプタイドは毛髪内部に吸収されることによって、パサつきの改善やハリコシUPの効果があります。
市販のシャンプー剤やトリートメント剤にもごく少量配合されていたりもしますが、ある程度の濃度のポリペプタイドが毛髪内部に吸収されることによって効果を発揮するものなので、プロユースのポリペプタイドは高濃度なものになっています。
ポリペプタイドを前処理剤として使うことでパーマや縮毛矯正のパサつきを軽減したり、ウェーブやストレートを長持ちさせたり、ヘアカラーやブリーチによるダメージの軽減と色持ちを良くしてくれます。
ポリペプタイドにはコラーゲン由来のタイプ、ケラチン由来のタイプ、シルク由来のタイプ、血液由来のタイプ、乳由来のタイプなどがございますが、コラーゲン由来のタイプとケラチン由来のタイプは保湿、ハリコシの回復、褪色防止、損傷軽減といった効果が高く、サロンワーク向きなのでこの2種類が特に使われていることが多いです。
当店ではコラーゲン由来のタイプのP.P.Tが配合されている前処理剤を使用させていただいています。