
リンス、コンディショナー、トリートメントの違い
先日、「リンス、コンディショナー、トリートメントは何が違うんですか?」という質問をお客様から頂いたのでお答えさせていただきます。
リンス、コンディショナー、トリートメントやヘアマスクはヘアトリートメント剤という分類になり、構成成分は基本的に同じです。
構成成分 | 配合目的 |
カチオン界面活性剤 | きしみをなくす、静電気防止 |
コンディショニング成分 | きしみをなくす、髪を保護する |
油剤 | 油分補給、増粘効果 |
毛髪保護剤・湿潤剤 | 毛髪保護、補修 |
香料 | 香りづけ |
防腐剤 | 製品の安定化、腐敗防止 |
カチオン界面活性剤、コンディショニング成分、油剤、毛髪保護剤・湿潤剤、香料、防腐剤といった成分で構成されており、指通りや質感、ツヤ感、保護作用、保湿作用などを良くする効果があります。
大きな違いとしてはリンス→コンディショナー→トリートメント→ヘアマスクの順に配合される油分やコンディショニング成分が多く、高濃度になっていきます。
求める質感とダメージ具合で使い分ける

認識としてはリンスとコンディショナーは髪の表面(キューティクル)を主に整える、トリートメントとヘアマスクは髪の表面を整えつつ毛髪内部の傷んだ部分も補修するといった感じです。
このような違いがあるので求める質感や髪のダメージ具合に合わせて使い分けてください。
ダメージがほとんどなくサラッと軽い質感を求める方はリンスやコンディショナーを使い、ダメージがあり指通りが悪くパサつきを感じる方はトリートメントやヘアマスクを使いきちんとケアするようにして頂ければと思います。
トリートメント剤を使う上での注意点としては
- 頭皮には付着しないようにする
- 毛先~中間に使う(髪の長さの半分くらいを目安に)
- まんべんなく馴染ませる
また、コンディショナーを使ってからトリートメントを使うといったように両方を使う必要はありません。両方使うことによる相乗効果はないです。