白髪染めとおしゃれ染めの違いとは?
白髪染め(グレーカラー)と普通のヘアカラーであるおしゃれ染め(ファッションカラー)は何が違うのかお客様から良く質問を頂くのでお答えさせていただきます。
白髪染めであれおしゃれ染めであれ1剤(酸化染料、アルカリ剤、界面活性剤)と2剤(過酸化水素)の構成成分に違いはなく、1剤と2剤を混ぜ合わせて使用する点も同じです。
ですが1剤の酸化染料に少し違いがあり、おしゃれ染めで白髪を染めた場合はほんのり染まる、もしくはほとんど染まらないといった事が起こってきます。
白髪染めの染料の特徴
白髪染めの染料はおしゃれ染めよりも多く配合されています。
白髪染めとおしゃれ染めでは表記されている明るさのレベルが同じでも、白髪染めの方が仕上がりは白髪染めの方がおしゃれ染めよりも暗い仕上がりになります。
これは白髪が一般的に硬く撥水性があり染料が浸透しづらく、メラニン色素がなく明るい髪の毛を染めることを想定しているため、おしゃれ染めよりも染料が多く配合されるように設計されています。
そのため、おしゃれ染めのように明るさレベルが12レベル、14レベルといったハイトーンは基本的になく、どこのメーカーの白髪染めも9レベルもしくは10レベルぐらいを1番明るいレベルとして用意しています。
また、白髪染めはおしゃれ染めと同様に様々な色味がございますが、基本的にはブラウン系、ナチュラル系カラーがベースになっています。
これは白髪と白髪ではない髪の毛に染まった時に色味が馴染むようにするために茶系カラーをベースに設計されています。
おしゃれ染めの染料の特徴
おしゃれ染めの染料は白髪染めの染料と違いベースカラーがナチュラル系、ブラウン系に設定されていません。(ナチュラル、ブラウンなどの茶系のカラーはあります。)
なので白髪染めよりも鮮やかな色味に仕上がります。
そして白髪染めにはない明るいレベルも用意されています。
以上のような違いがあるので、白髪の本数が少なく白髪染めにしようかおしゃれ染めにしようか迷っている方などは参考にしてみてください◎