髪の毛のキューティクルとは?
美容室やシャンプー、トリートメントのCMなどで1度はキューティクルという言葉を耳にしたことがあるかと思います。
そもそもキューティクルとは何なのか?
ここでは意味や構造、役割などをお伝えさせていただきます。
キューティクルの意味
髪の毛はキューティクル・コルテックス・メデュラと呼ばれる3層のもので構成されています。
キューティクルは髪の毛の一番外側を竹の子の皮状に重なり合って毛髪をくるりと包んでいるもので毛小皮とも呼ばれています。
毛髪全体の10~15%をこのキューティクルが占めています。
キューティクルの構造や役割
キューティクルは髪の毛のダメージにとても大きく関わっています。
というのも毛髪内部の脂質成分や水分などを流出させない蓋のような役割とそれらを守る盾のような役割を持っています。
なのでキューティクルが剥がれ落ちてしまうと蓋と盾の役割が機能しなくなってしまい、ダメージを急速に進行させてしまいます。
通常(普通毛)は4~6枚のキューティクルが重なり合っていますが、髪の太さや細さ、硬さや軟らかさなどによってその枚数には個人差があります。
美容師である僕の役割としては髪質からキューティクルの枚数を見極めてお客様にあった適切なメニューの提案、薬剤の選定をして可能な限りキューティクルにも負担の少ない施術が大事な役割と考えています。